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ご挨拶

弊社は天保年間創業より折箱・御神札(ごしんさつ) 木製品の製造販売を家業としてきました。


木を伐採する事が森林破壊だと誤解されている方もいらっしゃると思いますが、木も人間と同じように寿命があります。年をとった木は二酸化炭素を吸収し酸素を作る力が衰えます。ですから、一定年齢に達した木は切って有効に利用し、そこに生命力のある若木を植えて育てる、この循環を古来より日本人は続けてきました。


弊社でも昭和41年6月、北海道北見市でアカエゾマツの植樹に先代が関わり35年後の平成13年9月、先代と共に間伐、枝打ちに加わりました。
また平成19年5月、北見市での2回目の植樹に参加してまいりました。


このように植樹することにより、持続的利用が可能になるので木材を使うことは環境を守っていく為にとても重要なのです。

植樹祭
アフリカのサバンナでプラスチック容器やビニル袋が分解しなで赤土に混ざっている光景を見ました。この時、木は埋めても燃やしても灰になっても土の養分になり持続的に環境を守っていく天然材料であることを正しく伝えていくことが私の使命であると強く思いました。そして自分の先祖が代々木を産業としてきたことに感謝しました。プラスチック系のゴミはリサイクルするにも水や石油などの資源を必要とするのです。
アフリカのサバンナに暮らす人々


弊社では新たに”生活の中に生きる品”をテーマに木工工作キット”木の国工房”製品の開発を行いました。木の温もり・優しさ・素朴さ・香り・安らぎなどを体験しながら作り、日本人が育んできた”木の文化”や自然環境を守っていくことの大切さを考えてほしいとの思いが込められています。


良いものが選ばれ、良いものを選ぶ時代、木材は自然が生んだ安全で最高の材料です。弊社の製品を通して、弊社の心をお伝えすることができましたら幸いです。


株式会社 木具定商店 6代目 信田喜代子

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